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第5回:新商品の投入こそ、業績アップの正攻法!

さらに2番目の共通点である「継続的な新商品の投入」ですが、これは業績を上げるための「正攻法」であり、新規開拓とも密接に関わってくることです。私の顧問先で愛知県の機械メーカーA社は、ここ数年毎年新商品を投入してきた結果、自動車不況中心の愛知県でありながら、業績も商談数も落としていません。この会社は元々食品業界向け大型搬送装置のメーカーでした。食品業界で大型搬送装置の需要が下降ぎみとなったトレンドをつかみ、新たに「無人化設備」事業をスタートさせ、好況期に多くの引合いを獲得しました。さらに「無人化設備」の中でも「ロボット」の需要が伸びてきているのを踏まえ「ロボット」事業を新たにスタートさせました。最近では「ロボット」との関連で「画像処理」が伸びてきていることから「画像処理」事業をスタートさせる予定です。また私の顧問先の印刷会社B社も、こうした新商品の投入を継続することにより業績を落としていません。単なる「印刷」ということでは御用聞きビジネスになってしまいますが「CSRレポート」の作成ということになれば提案型ビジネスになります。さらに「ニュースレター」の提案、目的を絞った「Webサイト」の提案など、“概念としての新商品”を毎年継続的に投入することで、業績を上げています。自動車メーカーを見ればわかり易いのですが、やはり業績アップの正攻法は「新商品の投入」なのです。例えば日産でいえばシーマ、トヨタでいえばヴィッツという新商品のヒットが、業績アップにつながったはずです。つまり企業にとって、いかにヒットする新商品を投入できるかがポイントになります。これは明確な「自社商品」を持たない、あるいは持てない中小企業にとっても同じことです。多くの中小企業が下請け的に「製品」をつくっていても、自社ブランドの「商品」は、ほとんどのケースで持っていません。仮に「明確な商品」でなかったとしても、上記2社のように「概念としての新商品」を継続的に投入していく必要があるのです。そのためには「時流を読む」という能力が経営者に最も求められるのです。